Messageクリエイティブ・ディレクター 青木千秋・Kyoko から
CAFERINGのはじまり
日常を少しだけ上質に、
「憧れ」をかたちに
CAFERINGの歴史は、私の「憧れ」から始まりました。
30歳を目前にして自分の未来を描いた時、これからも幸せな人生であり続けるためのひとつのスタイルとして、「年齢を重ねていく中で、お気に入りのジュエリーを揃えていきたい」という目標がありました。
人生の節目や記念日にジュエリーを買い揃えながら、ジュエリーを楽しむライフスタイルは、日常を少しだけ上質にしてくれるのでは。それは、私にとって自身が輝き続けるための「幸せのカタチ」のひとつでした。
ジュエリーは永く愛用するモノなので、デザインや品質は勿論の事、メンテナンスやお買い物をする環境もとても大切です。
そんな理想を膨らませていく中、自身の憧れを形で表現したいと思うようになりました。
「お気に入りのカフェでお茶を愉しむように、ジュエリーを心地よく楽しんでいただきたい」。
そんな気持ちを込めて、ブランドにCAFERINGと名付けています。
理想を追い求めて― CAFERINGの挑戦
はじまりは
「たった一粒のダイヤモンド」
CAFERINGは、これまで多くのチャレンジを重ねてきました。最初の挑戦は、たった一粒のダイヤモンドから。 1999年秋、私たちはオフィスビル6階の7坪のスペースに小さなブライダルサロンを立ち上げ、宝飾業界に飛び込みました。
当初は、充分な資金が無かったので、在庫を極力少なくし、用意したのはサンプル用に天然のダイヤモンドが1ピースとシルバー製のリング枠だけ。基本的にはお客様の予算に合わせておつくりをするので、30種類ほどのデザインの枠の中から好みを選んでいただき、残りの予算でダイヤモンドをお選びいただくというセミオーダー形式でした。
はじめの二ヶ月間は、売上が無い以前に来店者はゼロという厳しい状況からのスタート。それでもお客様の期待を超えるためには何が必要なのか?トライアンドエラーの繰り返しの日々。そのような経験を重ねてようやく、「こんなリングが欲しかった」というお言葉をいただけるようになりました。
たくさんの人にリングを届けたい…
「CAFERING」の誕生
2001年の春、初の路面店を大阪にオープンした際に「こんなリングをつくってみたい」と思い描いたデザインがあります。それは、手のひら側にもデザインをした「二面仕様」のリングです。そのリングは、運も良かったのでしょうか、特許を取得する事ができました。(特許No.3158117)
そして、この素晴らしいリングをたくさんの方にお届けするにはどうすれば良いのか?と考えた私達は、この特許リングに「CAFERING」と名前をつけ、2002年の国際宝飾展(IJT)にて発表。
こうして誕生したCAFERINGのブランドは、私達の目標をより高く価値あるモノへと変化させてくれました。
全国でのお取扱いをスタート
その後、直営店の他にも全国の宝飾店やデパートでのお取扱いがスタートしました。私達にとっては、消費者の方だけでなく、同業者の皆さんからも信用信頼を得られるジュエリーや組織づくりがひとつの目標でもありましたので、とても嬉しい展開となりました。
(現在は直営店の他、全国取扱88店舗にて展開)
憧れを追求し続けて…
「銀座」という新たなステージへ
2005年、「憧れ」をさらに膨らませ、CAFERINGは本店を大阪から東京・銀座へと移転します。厳選された上質なものだけが集う街。銀座に相応しいジュエリーをお届けするために、銀座店は「プラチナジュエリー専門店」としてオープン。更なるステージへと挑むことになります。
銀座の街に本店を構えて14年。2019年には、本店を並木通りから中央通りに移転。CAFERING のジュエリーは、日本の頂点ともいえる銀座の街の美意識と上質な価値ある素材プラチナの魅力からインスパイアされて生まれた美しいデザインが多く存在します。
私達が常に「憧れ」を追求し続けるのは、「世界中の女性を内面から輝かせるジュエリー」をお届けするため。本来は、その人自身がジュエリーのような存在。その人に内在する魅力をより引き出すことがミッションだからなのです。
CAFERINGのこれから
「プラチナジュエリー専門店」として
新素材の特許取得
CAFERING は、「プラチナジュエリー専門店」として、プラチナジュエリーの価値や素晴らしさ、プラチナの正しい情報を発信し続けています。
2020年には、東京理科大学と共にプラチナ素材の新たな可能性を追求するべく、世界初の試みである「ピンクプラチナ」の共同研究に成功し、特許を取得しました。(特許No.6664687)
商品化までは、耐久性の面でまだ改良が必要ではありますので、引き続き研究に取り組んでいます。とても難易度の高い挑戦ですが、made in Japan のカラープラチナが世界中で愛用される日もそう遠くないと確信しています。
銀座店では、プラチナの原鉱石も展示していますので、機会がありましたら、店頭の原鉱石に触れてみてください。
きっとプラチナの尊い価値を体感していただけるかと思います。
「アジアを代表するブランド」
を目指して
これまでもCAFERINGは様々な挑戦を経てきましたが、私達は、世界中の方に幸せをお届けしていきたいと願っています。
ナショナルブランドのジュエリーは、骨格がしっかりとした欧米人に合わせたデザイン。結婚指輪であれば、「ブライダルバンド」と呼ばれるようにストレートで比較的に幅太のデザインが多く、私たち日本人やアジア人の体や指に似合うデザインとは少し異なります。
CAFERINGは創業当初より「アジアを代表するジュエリーブランド」をつくることを目標とし、私達に似合うデザイン・つくりを妥協する事なく追求し続けています。それは、遠く長い道のりですが、私達はこれからも素直に高い志を持って挑み続けていきたいと思います。
「mother to daughter 」
受け継がれていくジュエリー
宝石の中でも、特別な存在として永遠に色褪せる事なく、最も美しいプラチナとダイヤモンド。
はるか数十億年前、プラチナは隕石が落下した場所から採掘され、ダイヤモンドは長い年月をかけて大地が育んだ宝物です。この特別な宝物でつくられたジュエリーは、ご自身が愛用された後、いずれ大切な人へ譲ることになります。
母から娘へ、または家族や大切な人へと受け継がれていくジュエリー。きっとあなたの一番大切な「家族の絆」を繋いでくれるでしょう。それは、ジュエリーに与えられたミッションでもあります。
青木千秋
CAFERING代表
クリエイティブ・ディレクター
1999年、ジュエリー業界に参入。業界の中では数少ない女性経営者として、独自の視点で「2面仕様リング(特許No.3158117)」などを手がけて注目を集める。2023年より、日本ジュエリー協会(JJA)の常任理事を務める。2008年には、20万人の学生があこがれる「経営者アワード」で6位にランクイン。ジュエリープロデューサー・起業家として、ファッション誌・経済誌・新聞・TV・ラジオなどで取材も多数。
【書籍】
「夢をかなえるスケッチブック」(ダイヤモンド社)
「プラチナモチベーション」(アーティストハウスパブリッシャーズ)
【プロデュース】
ビクターエンタテインメントより3枚の「コンピレーションアルバム(CD)」をリリース新宿伊勢丹にて限定発売され、即完売となり話題を呼んだ「ダイヤモンドキャンディ」 など
CAFERING K クリエイティブ・ディレクターが描く、
これからのジュエリー
私は、日常生活や友人との何気ない会話からたくさんのインスピレーションを受けてCAFERING K をつくりました。
例えば、学生時代の友人と集まると、みんな結婚指輪はつけているのに、婚約指輪もつけて来る友人は一人しかいない…。
そんな状況を目にする中で、ファッションを楽しむように、毎日着けられるリングを作りたいという思いを抱き、新しいブランド「CAFERING K」を立ち上げました。
結婚やブライダルリングの価値観自体も多様化しているので、私が体験したり想像したりすることの先をいく世界がやってくるのはあっという間なのかもしれません。
でも何よりのポイントは「つけた時にときめくか」。
花嫁世代のリアルな声や感覚を知っている私が発信するからには、それが一番大事だと思っています。
一方で時代の変化の中で、結婚という形にとらわれずに幸せになりたいと考える方も出てきているので、「CAFERING K」はブライダルのジャンルを超えて、自分へのご褒美ジュエリーやファッションジュエリーを探している方など、さまざまな層に届けていきたいです。
何かをきっかけに、私たちのブランドを好きになっていただいた方が、「いつかはCAFERING や CAFERING K でジュエリーを買えるように頑張ろう!」と思ってもらえたら嬉しいです。 そう思ってくださるファンを増やすのが、今の私の目標です。
Kyoko
CAFERING K
クリエイティブ・ディレクター
1996年生まれ。CAFERINGの代表 青木千秋のひとり娘として生まれ、幼い頃から母の銀座出張や海外旅行をともにする中で上質な価値観やデザインに触れる。アメリカへの留学経験や交友関係を通し、グローバルな感性や独自のセンスを磨き、自身の感性から、若い世代への発信を行う。2023年に自身がクリエイティブ・ディレクターを務める「CAFERING K」がデビューし、ブランドコンセプトをはじめ、ジュエリーデザイン、ディスプレイ、撮影など全てのディレクションを手掛けている。
【Instagram】
@caferingk