STORY 3 男の作戦 〜チャペルにて〜(G.Kさん)

STORY 3

男の作戦 〜チャペルにて〜(G.Kさん)

彼女とは大学時代にテニスサークルで出会い、付き合うように。社会人になってから、同棲生活をスタートさせました。一緒に住むに当たり、双方の親への挨拶も済ませました。
残るは・・・プロポーズだけだったんです!お互いなんでも話すスタイルなので、彼女は事あるごとに「まぁ、誰かさんがプロポーズしないと話は進まないけどね〜」「プロポーズはやっぱロマンチックなのがいいなぁ」なんて私に言っていました。
でも、それだけ彼女にとってプロポーズは人生に一度の大事な儀式だったんですね。
それを聞いて私も、絶対に成功させる!しかもサプライズで!と意気込んで密かに計画を練っていました。

二人が付き合ってから4周年記念に、彼女を夕食に誘いました。青山にあるフレンチレストランで、二人にとっては割と背伸びをした高級な雰囲気の場所でした。「結婚を前提にしたお付き合い」ということは互いにわかっているので、彼女はプロポーズへの期待を多少抱いていたようです(笑)前菜に始まり、スープが来て、魚料理、メインディッシュ・・・そしてデザート。彼女はコースのどこかでプロポーズかな?と思っていたらしいのですが、そのプの字も出ずにディナーが終わりました。
リラックスしながら食後のコーヒーを飲んでいると、給仕の女性がやってきてこう言いました。
「お客様。今日は平日なので、特別に館内の見学にお連れ致します。いかがですか?」
お店の外観を見たときから二人で「お城みたい!」「中もすごそう!」と話していたので、私も彼女も大喜び。言葉巧みな給仕さんにエスコートされ、撮影に使われたこともあるというVIPルームや、西洋風の庭などを見学しました。(もちろんすでにプロポーズ作戦は始まっているのですが、夢中な彼女は気づきません。)見学している中で徐々に、この建物が実は結婚式場であることが明かされていきます。

エスコートの最後に給仕さんが大きな扉を開けると、そこにはかわいらしいチャペルがありました。
もう彼女は大興奮。本物のチャペルを見るのは初めてだったようで、かなりはしゃいでいたのを覚えています。(笑)私と彼女が中に入ると、給仕さんはそっと扉をしめ、二人きりにしてくれます。気付くと、部屋の中に流れているBGMには聞き覚えが・・・。
「あれ、これ『美女と野獣』の曲じゃない!?」
彼女は劇団四季の『美女と野獣』が大好きで、曲が入ったCDをいつも聞いていました。彼女が「?」と思っているところで、ついに種明かし!祭壇の前で彼女に目隠しをし、かばんにしのばせておいたエンゲージリングを目の前に置きました。
目を開けた彼女はびっくりするやら嬉しいやら。さらに私から、抱きしめてプロポーズの言葉。「結婚しよう」という気持ちをストレートに告げたつもりです。彼女は泣きながら「・・はい。」と返事をくれました。
プロポーズ作戦、大成功!

男の作戦 〜チャペルにて〜
Shota Fujii